The Wrath of the Past
STAR TREK – Into Darkness
Bru-ray セットではない DVD オンリーのがやっとリリースされたので、早速購入・視聴。
前作しか観ていない人にも取っ付き易すく、元ネタである映画2作目のオマージュが至る所に散りばめられていて、トレッキーな旧作ファンは倍は楽しめる。ただ「人類最大の弱点は愛だ」とかいう意味不明なキャッチフレーズに惹かれて劇場に足を運んだ初見の人には ??? なとこが結構あるだろうな。
内容は良くも悪くも最近の SF な感じで、特有のユルい感じは全くない。色々な演出が矢継ぎ早で、観ていて少し疲れるくらいのスピードでストーリーが展開していく。出演者が若返ってのリブートなこともあって、みんなエネルギッシュに全力疾走したり、相変わらず高所で格闘したりとか…。
個人的には、マスクがプレデター!なクリンゴン人がちゃんとバトラフ使ってるのが微笑ましかった。暗いシーンでよく見えないんだけど。そして何と言っても素晴らしいのはエンタープライズを魅せる壮大なシーンだ。劇場に観に行かなかったことを後悔させるほどの美しさ。エンタープライズは無印とD型が好きだったけど、JJ版も悪くない気がしてきた。でも、USS ヴェンジェンスの大きさがエンタープライズの倍って、大きすぎだろ。序盤の船を隠したところも、周回軌道に乗って転送使うほうが STAR TREK らしいし、船を隠してる間に見つかる可能性のほうが高いような。
Amazon のレビューで書かれてるような声優や翻訳への不満はあまりないが、前作ではちゃんとあった(副音声で製作陣が数人で同時解説する)音声解説がないのは残念だった。あれ、結構楽しみにしてたんだけどなぁ。
もし次があるなら、ちゃんと宇宙を探索する STAR TREK らしいのをお願いしたいね。